24日に始まる「朝日地球会議2025」は、東京・八重洲の会場で、報道写真や被爆衣類を展示する。朝日新聞ガザ通信員で、ミサイル攻撃を受けて自宅で亡くなったムハンマド・マンスールさんが撮影した写真や動画、80年前に広島で被爆し亡くなった少年が着ていた制服、デフスポーツの写真などを展示する。事前申し込みは不要。
ガザはイスラエルに周囲を封鎖され、外部の記者は自由に出入りができない。マンスールさんは朝日新聞記者と連絡を取り合いながら取材を続けた。攻撃から逃げる人々、親の仕事を助ける子ども、炊き出しを待つ子どらの姿を伝えた。朝日新聞映像報道部記者が撮影したウクライナの写真も展示する。
聴覚障害者のデフスポーツの写真なども展示。11月には、国際大会デフリンピックが日本で初めて開催される。
被爆者の衣服も展示
80年前に、広島で被爆し翌日亡くなった豊島長生(たけお)さんが着ていた制服などの展示では、25日午後1時過ぎから、豊島さんの妹の長男、永町謙さん(63)が衣類などについて語るお話し会もある。
朝日地球会議2025は、「あなたと考える 激動の世界と地域の未来」をメインテーマに、民主主義やAI、平和、気候変動などを議論する20を超えるセッションを開く。24、25日は、東京都中央区八重洲2丁目の東京ミッドタウン八重洲カンファレンス4、5階で実施、ライブ配信はなし。27日~31日は事前収録を順次オンライン配信し、26年1月15日まで配信する。詳細や申し込みは公式サイト(http://t.asahi.com/wpnt)で。
リアル開催は一部のセッションを除き、申込期限を延長し、23日正午まで受け付ける。展示は、申込者以外も観覧可能。
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