アメリカ東部メリーランド州の連邦大陪審は16日、第1次トランプ政権で国家安全保障担当の大統領補佐官を務めたジョン・ボルトン氏を機密情報を不正に扱った罪などで起訴しました。

起訴状によりますと、ボルトン氏は国家安全保障担当の大統領補佐官を務めた2018年から2019年にかけて、2人の親族に対し自身の機密業務の詳細を記した情報を数百ページにわたって共有していたなどとされています。

共有された情報は最高機密を含む「国防情報」を含んでいたほか、国防に関する文書やメモを違法に自宅に保管していたということです。

ボルトン氏は、トランプ大統領の批判を繰り返す急先鋒として知られていて、2025年8月には機密情報を違法に扱った疑いでFBI=連邦捜査局が家宅捜索を行っていました。

元FBI長官のコミー氏やニューヨーク州のジェームズ司法長官などトランプ氏の政敵とされる人物が相次いで起訴されていて、ボルトン氏の起訴も報復措置とみられています。

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