イギリスのチャールズ国王の弟、アンドルー王子は17日、公爵号などすべての称号を今後は使用しないと発表しました。

現地メディアは、エプスタイン事件に関わる性的虐待疑惑を報じていますが、王子は一貫して否認しています。

アンドルー王子は17日、声明で「国王陛下、そして家族と協議した結果、私に対する告発が国王陛下や王室の務めの妨げになっていると判断した」と述べ、「家族と国家への責務を最優先する」と強調しました。

そのうえで、「これまで授与された称号や栄誉は今後一切使用しない」と明言しました。

現地メディアは、少女らへの性犯罪で起訴され自殺したアメリカの資産家、ジェフリー・エプスタイン氏の事件に関連し、王子が当時17歳だった女性に性的行為を強いたとする訴えを再び報じています。

こうした疑惑をめぐって王子は2019年、BBCのインタビューをきっかけに世論の批判を受け公務から退いており、今回の発表により王室の表舞台からより一層距離を置く形となりました。

王子は声明の中でも「告発を断固として否認する」と改めて強調しています。

王室によりますと、今回の判断はチャールズ国王やウィリアム皇太子ら家族と協議を行ったうえで発表に至ったということです。

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