
【モスクワ=共同】ロシアのドミトリエフ大統領特別代表(外国投資・経済協力担当)は16日、ロシアと米国の国境線があるベーリング海峡にトンネルを建設することをX(旧ツイッター)で提案した。両国の大統領の姓から「プーチン―トランプ」トンネルと称し、両国の団結の象徴となると主張した。
ドミトリエフ氏は16日の米ロ首脳による電話協議後に構想を投稿した。
米アラスカ州とロシアのチュコト半島を結ぶ全長約112キロメートルのトンネル建設には、通常だと650億ドル(約9兆7900億円)以上がかかるが、米実業家イーロン・マスク氏が創設したトンネル掘削会社が参画すればコストを約8分の1の80億ドルに抑えられると主張し「共に未来を建設しよう」と米国側に呼びかけた。
トランプ米大統領は17日、ドミトリエフ氏の提案について「面白い。考える必要がある」と表明した。
ドミトリエフ氏は政府系ファンドのロシア直接投資基金の総裁も務め、今年8月のアラスカでの米ロ首脳会談ではプーチン大統領に同行した。
【関連記事】
- ・トランプ氏「今の前線でウクライナ停戦を」 対ロシア強硬姿勢に陰り
- ・ゼレンスキー氏、米ロ首脳会談合意に「驚き」 米メディア
- ・トランプ氏、ハンガリーでプーチン氏と会談へ 「2週間以内に会う」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。