
【イスラマバード=共同】パキスタンとアフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は18日、国境地帯の武力衝突を巡る協議をカタールで開き、即時停戦と恒久的な和平メカニズムの構築で合意した。カタール外務省が19日発表した。パキスタンとの緊張は2021年のタリバン復権以来最悪とされるほど高まっていた。
ただ、イスラム武装勢力の越境テロへの早急な対策を求めるパキスタンと、これを否定してきたタリバン暫定政権との溝は深く、今後の情勢には曲折もありそうだ。
カタール外務省によると、パキスタンと暫定政権は近く、停戦を確実にするための会合を開く。協議に臨んだパキスタンのハワジャ国防相はX(旧ツイッター)で、25日にトルコ・イスタンブールで詳細を議論すると明らかにした。
タリバン暫定政権の軍部隊が11日に国境地帯で攻撃、パキスタンが応戦し、双方の緊張は一気に高まった。15日から一時停戦に入った。
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