中国主席、チベットを訪問　自治区成立行事に初出席へ

　【北京共同】中国の習近平国家主席は２０日、チベット自治区ラサを訪問した。今年で自治区成立から６０年となるのを祝う２１日の行事に出席する。中国の最高指導者である共産党総書記が自治区成立の祝賀行事に出席するのは初めて。新華社が報じた。 　行事では自治区の経済発展と共産党統治の正統性をアピールするとみられる。中国がチベット独立を狙う「分裂主義者」と敵視するチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ１４世＝インド亡命中＝をけん制する構えだ。 　習氏のチベット訪問には最高指導部の党政治局常務委員７人のうち序列４位の王滬寧・人民政治協商会議（政協）主席と５位の蔡奇・党中央弁公庁主任が同行した。

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