米ホワイトハウスのレビット報道官は23日、トランプ大統領が26~30日の日程でマレーシア、日本、韓国を訪問すると発表した。東南アジア・東アジアへの外遊は2期目で初めて。日本では28日に高市早苗首相と会談するほか、通商問題をめぐって対立が激化する中国の習近平(シーチンピン)国家主席との会談を韓国で予定する。
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レビット氏がこの日の記者会見で明らかにしたところによると、トランプ氏は26日にマレーシアで東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の夕食会に出席する。27日に東京に入り、28日午前に高市氏との日米首脳会談に臨む。29日午前に日本を離れ、韓国でアジア太平洋経済協力会議(APEC)の関連会合に参加する。習氏との会談は、30日午前にセットされた。
台湾も議題に
マレーシア側の説明によると、7月に起きたタイとカンボジアの国境紛争をめぐる和平合意が結ばれる予定といい、双方に停戦を求めたトランプ氏も立ち会う見込みだ。
日本では天皇陛下と会見するほか、日米関係筋によると、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)の訪問なども予定している。
中国の習主席との対面での会談は2期目で初めて。中国側による希土類(レアアース)の輸出規制や米側による関税措置、停滞する米国産大豆の輸入再開などが議論されるとみられる。トランプ氏は20日、台湾問題も議題の一つになるとの見通しを示した。
また米財務省と米通商代表部(USTR)は23日、ベッセント財務長官とグリアUSTR代表がトランプ氏と共に3カ国を訪問すると発表した。ベッセント、グリア両氏はマレーシア滞在中に、中国の何立峰(ホーリーフォン)副首相と会談する。米中首脳会談を前に、両国間の懸案について議論する方向だ。
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