リトアニア軍は23日、自国の上空をロシア軍機2機が領空侵犯した、と発表した。同じバルト3国のエストニアも9月、ロシア軍機による領空侵犯を受けており、緊張が高まっている。
リトアニア軍によるとロシアの戦闘機Su30と給油機が23日夕、リトアニアの領空を700メートルほど侵入し、18秒間飛行した。ロシアの飛び地カリーニングラードとリトアニアの国境上空付近で給油訓練をしていたとみられるという。
リトアニアは北大西洋条約機構(NATO)の加盟国で、スペイン軍の戦闘機2機が現場に向かって警戒活動をした。リトアニアのナウセーダ大統領はX(旧ツイッター)で「明確な国際法違反だ」と非難した。
一方、ロシア国防省は23日、カリーニングラード上空で訓練飛行をしていたとし、「他国の国境は侵犯していないと確認した」と反論した。
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