マレーシア・クアラルンプールで、記者団の取材に応じる高市首相(26日)=共同

【クアラルンプール=今尾龍仁】高市早苗首相は26日、トランプ米大統領との日米首脳会談について「しっかりと大切な同盟国との関係を強化していきたい」と意欲を示した。訪問先のマレーシアで記者団に答えた。

トランプ氏は27〜29日の日程で訪日予定で、28日に日米首脳会談を実施する。両首脳は26日、対面での会談をひかえ電話協議した。

首相は中国との対話にも言及した。マレーシアでの日中首脳会談の機会はなかった。中国の李強(リー・チャン)首相は27日からマレーシアを訪問する予定だが、高市氏は「日程の関係で私は日本に戻らなければならない」と説明した。

31日から韓国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などの機会で首脳間の対話をめざす考えを表明した。「APECもあり、いろいろなチャンスがある」と話した。

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