中国外交部門トップの王毅（ワンイー）共産党政治局員兼外相と米国のルビオ国務長官が27日、電話で会談した。中国国営新華社通信が報じた。王氏は習近平（シーチンピン）国家主席とトランプ大統領の関係について「長いつきあいで、お互いを尊重している」と発言。韓国で30日に予定されている両首脳の会談に向けた準備が順調だとアピールした。
会談で王氏は、両首脳の関係性は「既に中米関係の最も貴重な戦略資産となっている」と持ち上げた。いったんは悪化を見せていた両国の経済分野の関係も、マレーシアのクアラルンプールで26日まで開いた閣僚級協議で一定の合意を得たとして、「対話によって対立を和らげ、両国関係を安定させることができると証明した」とした。
中国側の発表によると、ルビオ氏は「米中関係は世界で最も重要な二国間関係であり、ハイレベルの交流によって世界に積極的なシグナルを送ることを期待する」と発言した。
米国側が公表した首脳会談の予定について、中国側はこれまで発表を見送っていた。外相の電話会談を友好的なトーンで公表することで、中国側も首脳会談への準備が整ったと示した格好だ。
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