TICADは2日目の21日、各国の首脳らと民間企業が参加する「官民ビジネス対話」が開かれ、石破総理大臣が演説しました。

この中で石破総理大臣は「日本とアフリカとの関係は『援助から投資』をキーワードにしたい。多くの日本企業が、アフリカの未来に向けた協力を約束しており、この流れを加速させていく」と述べ双方の企業どうしの協力を加速させていく考えを示しました。

また、今回打ち出したインドから中東、アフリカにかけての一帯を、新たな経済圏と位置づける構想「インド洋・アフリカ経済圏イニシアティブ」によってアフリカと周辺地域との連結性を高めていくと説明しました。

そのうえで、鉱物資源の輸送ルートとなる「ナカラ回廊」と呼ばれる地域の港や道路などのインフラ整備を進めることなどにより、国境を越えた物流を強化し、周辺地域も含め、産業振興を図っていく方針を示しました。

そして「日本はアフリカと共に笑い、泣き、汗をかきながら、課題の解決に一つ一つ取り組んでいく。国際社会が複合的な危機に直面する中、双方の強みを持ち寄り、成長する未来を共につくっていきたい」と訴えました。

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