天然ガスを処理するファディリ・ガスプラント=サウジアラムコ提供

横河電機は29日、サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコが運営する天然ガスの処理施設に人工知能(AI)による制御システムを試験的に納入したと発表した。プラント内の酸性ガスの除去工程を効率化する。横河電機はAIを活用したプラント制御システムに力を入れており、今後の効果検証を経て導入拡大を目指す。

サウジアラビア東部にある施設「ファディリ・ガスプラント」に納入した。試験的に運用したところ関連する電力使用量を5%減らせるなどの効果があったという。プラント制御は人手による工程が多く残り、横河電機はAIによる制御で省エネルギー化や人手不足への対応ができることを訴える。

【関連記事】

  • ・横河電機系、AI制御でクラフトビールの発酵時間3割短く
  • ・横河電機、AIで荷積み計画作成 北越コーポ熟練社員の思考再現

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。