フィリピン中部に上陸した台風25号に伴う豪雨や洪水の影響で、少なくとも26人が死亡したと、フィリピン防災当局が4日に発表した。死者の大半は、9月末にマグニチュード6.9の地震で被災したセブ州で確認された。住民は多重災害に見舞われている。

 また、フィリピン軍は同日、救助活動に当たっていた軍のヘリコプターが南部ミンダナオ島内で墜落し、乗組員5人が死亡したと明らかにした。軍が原因を調べている。

 防災当局によると、セブ州の広い範囲で洪水が発生し、約40万人が避難を余儀なくされている。9月の地震では、州北部ボゴ市やその周辺で計79人が死亡し、2万人以上が避難生活を続けていた。

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