
アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領は今月15日、アラスカ州で首脳会談を行う予定で、ロシアの軍事侵攻が続くウクライナ情勢をめぐって協議する見通しです。
これを前に、日本時間の13日夜、ドイツのメルツ首相の呼びかけでイギリスやフランスなどヨーロッパの6か国の首脳とウクライナのゼレンスキー大統領、アメリカのトランプ大統領などが参加するオンラインの会合が開かれます。
ドイツ政府によりますと、ゼレンスキー大統領は13日、首都ベルリンを訪問し、現地から参加するということです。
会合では、ロシアへの圧力強化に向けた取り組みや、ウクライナをめぐる和平交渉、領土や安全保障について意見が交わされるとしています。
領土をめぐってはプーチン大統領がウクライナ東部ドネツク州とルハンシク州、それに一方的に併合した南部クリミアの割譲を求めていると伝えられる中、ゼレンスキー大統領は12日、記者団に対し、ドネツク州などからのウクライナ軍の撤退を拒否すると強調しました。
ヨーロッパとウクライナ側は、今回の会合でトランプ大統領に対し米ロ首脳会談の場でウクライナの利益を尊重するよう求めるものとみられます。
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