ガザ地区をめぐる停戦協議が行き詰まる中、イスラエル政府は、ハマスに対する軍事作戦を拡大する方針を決定し、8月8日に北部ガザ市の制圧に向けて軍が準備すると発表していました。
イスラエル軍は13日にザミール参謀総長が軍の幹部や情報機関の代表と協議し、ガザ地区での作戦計画の主な枠組みを承認したと発表しました。
計画の詳しい内容は明らかにされていませんが、イスラエルメディアはこれまでに関係者の話として、ガザ市の制圧は住民の退避が完了することし10月7日以降になるとの見通しを伝えています。
ガザ地区をめぐっては、停戦に向けたイスラエルとハマスの間接協議が7月末から中断していますが、ハマスが8月12日、代表団が仲介国のエジプトを訪れて政府高官と話し合ったことを明らかにするなど、協議の再開を模索する動きも伝えられ始めています。
イスラエルとしては、ハマスへの軍事的な圧力を強めることで譲歩を迫るねらいがあるとみられ、今後の双方の動向が焦点です。
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