中国・上海で5日、「輸入」をテーマにした国際見本市が開幕しました。
アメリカが保護貿易政策を強める中、中国は自らの“開かれた市場”をアピールしています。
李強首相は、開幕式で「一部の保護主義的な行動が国際的な経済秩序を乱している」と述べ、アメリカの姿勢を批判しました。
「国際輸入博覧会」は、中国市場への輸入に特化した世界最大級の見本市で、2025年は日本を含む138の国や地域から過去最多の4108社が出展しています。
パナソニックは、中国の分け洗いの文化に対応するため、ドラムが4つ付いたAI(人工知能)搭載の洗濯機を展示しています。
パナソニックの本間哲朗副社長は「世界のお客さま、日本のお客さまに合理的な価格でモノを届けるためにも、中国のサプライチェーンと協力していくことは日本企業にとって非常に大事」と話します。
中国はこの見本市を通じて、自らを自由貿易の推進役として印象づけたい考えです。
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