アメリカのトランプ大統領は5日、政府機関の閉鎖が過去最長となる36日目を迎えたことについて、「株式市場にやや影響が出ている」などと述べ、早期の再開を求めました。

トランプ大統領:
政府を早急に再開させねばならない。本当に今すぐだ。再開させる必要がある。史上最高の経済状況にあるが、現在、やや株式市場に影響が出ている。

トランプ大統領は共和党議員らを集めて演説し、「多くの政府職員が給与を受け取れず、航空管制システムはひっ迫の一途をたどっている」と述べ、政府機関の早期再開を求めました。

さらに、4日に投開票が行われた2つの州知事選挙で民主党候補が勝利したことについて、「世論調査をみれば政府閉鎖が共和党にとって大きなマイナスだった」とも語り、政府閉鎖が選挙に影響を及ぼした可能性に言及しました。

アメリカメディアによりますと、10月1日に政府機関の閉鎖が始まって以降、これまでに100万人以上の職員が無給での勤務を余儀なくされているほか、約60万人が自宅待機を強いられています。

また、航空分野では航空管制官の不足が深刻化し航空便の遅延が拡大しているほか、来週以降も閉鎖が続く場合は大規模な欠航や空域の一部が閉鎖となる恐れが出ています。

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