フランス政府は、中国発の衣料品ネット通販「SHEIN」のサイトを一時的に停止する手続きを始めました。
フランスの規制当局は11月1日、SHEINが販売していた商品の中に、子どもの姿をした「ラブドール」とよばれる成人向けの玩具を確認したと発表しました。
当局は「児童ポルノにあたることは疑いの余地がない」と指摘し、パリ検察庁も捜査を開始しています。
SHEINはその後、「ラブドール」の販売を全面的に中止し、「成人向け商品」のカテゴリーを一時的に非公開とすると発表しましたが、5日にパリ市内で新たな店舗を開いたことも相まって批判が高まりました。
こうした中、フランスのルコルニュ首相は5日、SHEINのデジタルプラットフォームの停止を指示し、手続きを開始したと発表しました。
これを受け、SHEIN側は「顧客の安全とマーケットの健全性は最優先事項」として、フランスのサイトのうち「マーケットプレイス」での販売を一時的に停止し、出品者の管理や監視体制を強化する方針を示しました。
SHEINはシンガポールに本社を置き、多くの製品を中国で生産していますが、ヨーロッパでは環境破壊や低賃金労働の問題でも批判を受けています。
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