北朝鮮は、アメリカが新たな独自制裁を発動したことに対し、「我々を敵視する立場を示した」と批判する談話を発表しました。
朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮外務省のキム・ウンチョル次官は6日、談話を発表し、「アメリカの現政権が我々を敵視する立場を示した以上、われわれも忍耐力を持って相応の対応をする」と述べました。
また、「失敗したシナリオを踏襲して新しい結果を期待することほど愚かなことはない」として、米朝対話の再開に意欲を示すトランプ大統領をけん制しました。
アメリカ財務省は4日、北朝鮮の金融関係者ら8人と2つの団体を、資金洗浄などに関与したとして制裁対象に追加しています。
北朝鮮の金正恩総書記は9月、「アメリカが非核化の要求を放棄し平和共存を望むなら、会えない理由はない」と発言していて、制裁を含む敵視政策の撤回を迫る狙いがあるとみられます。
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