インドネシアの首都ジャカルタ北部の高校敷地内にあるモスクで7日、爆発が起きた。現地メディアによると、少なくとも生徒ら55人が負傷したという。報道によると、警察は17歳の少年を容疑者として特定。少年は病院に運ばれ、治療を受けているという。警察が爆発の原因を調べている。

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 現地メディアによると、爆発が起きた時、イスラム教徒の男子生徒や教師らがモスクに集まって礼拝をしていたという。説法が始まった直後に爆発音が響き、モスク内に灰色の煙が充満。パニックになった生徒らは一斉にモスクの外へと逃げ出したという。

 現地メディアのコンパスTVなどは「少なくとも爆発音を2回聞いた」と話す目撃者の証言を報じた。

 国営アンタラ通信は、同校の生徒が「爆発物を持ち込んだ生徒がいる」と話していると報じた。持ち込んだと指摘される生徒は、いじめに遭っていたとの証言もあるという。

 警察によると、けが人のうち2人が病院で治療を受けており、このうち1人が容疑者だという。今後、警察が詳しい動機を調べる。

 現場周辺では銃を持った兵士らが警戒に当たり、救急車に加えて装甲車も出動した。

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