アメリカのトランプ大統領は、自身の演説を恣意的に編集したとして、イギリス公共放送BBCに番組の撤回と謝罪などを求める書簡を送りました。
応じなければ、およそ10億ドルの損害賠償を求めて提訴すると警告しています。
BBCによりますと、トランプ氏の弁護士は10日までにBBCに書簡を送り、放送された番組と同じように目立つ形での撤回、謝罪、そして適切な補償の支払いを求めたということです。
アメリカ東部時間の14日午後5時までに応じない場合、10億ドル、日本円でおよそ1540億円の損害賠償を求めて訴訟を起こすと警告していて、BBCは「対応を検討している」としています。
BBCをめぐっては去年10月に放送されたドキュメンタリーで、トランプ氏が演説で議会襲撃事件を扇動したように見える編集をしていたと指摘され、当時の会長らが誤りを認め辞任していました。
(フジテレビ国際取材部)
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