
高松市は11日、友好都市提携35周年を迎える中国・南昌市に訪問団を派遣すると発表した。派遣は10年ぶり。大西秀人市長や坂下且人市議会議長ら4人が参加する。約30人の市民親善訪問団も共に訪問する。市民同士の交流促進が狙いで、今後も国際交流を継続する方針だ。
訪問は11月20日から23日までの4日間で、4人の旅費は合計で約110万円。南昌市は江西省の省都で、中国日本友好協会の推薦などもあり1990年に友好都市提携した。約5年に1回の間隔で訪問しているが、新型コロナウイルス禍にあたる2020年は派遣していなかった。
訪問団は南昌市の高世文市長を表敬訪問したり、市内にある高松・南昌友好会館で35周年記念式典に出席したりする。現地にあるいすゞ自動車の中国合弁や博物館なども視察する。
高松・南昌友好会館は両市の友好的関係のシンボルや交流拠点となる施設だ。高松市が提携5周年を記念して1億2000万円出資して建設した。中学生の相互派遣も実施している。これまで南昌市へは386人を送っており、高松市は266人を受け入れた。2025年7月には高市長が高松市に表敬訪問した。
高松市は南昌市を含め海外4都市と提携している。米セント・ピーターズバーグ市や仏トゥール市、台湾の基隆市だ。11日の記者会見で大西市長は「両市の友好親善を深め、今後より交流を充実させていきたい」と話した。
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