
【イスラマバード=共同】パキスタンの首都イスラマバードで11日、自爆テロがあり、ナクビ内相は記者団に、少なくとも12人が死亡、27人が負傷したと明らかにした。犯行声明は出ておらず、当局が捜査を進めている。
テロが起きたのは裁判所の外で、司法関係者らが負傷したとの情報がある。ナクビ氏や地元メディアによると、容疑者は裁判所の敷地内に入ろうとした後、警察車両の近くで自爆した。当時建物内にいた人々は避難し、裁判手続きは一時中断された。
現場は政府機関やイスラマバードの地元行政機関などが立ち並ぶ地区。在パキスタン日本大使館によると、日本人の被害は確認されていない。
パキスタンでは北西部カイバル・パクトゥンクワ州や南西部バルチスタン州で、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」などがテロや治安部隊への攻撃を続けている。民放ジオテレビによると、今年8月までにカイバル・パクトゥンクワ州では600件以上のテロ事件があり、200人以上が死亡した。
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