50年前に「女性の休日」に参加したクリスティン・アシュゲフトフテルさん=10月、アイスランド・レイキャビク(共同)
【レイキャビク共同】北欧アイスランドで1975年10月24日、全女性の9割が仕事や家事を一斉に休み、男女平等を求めた事実上のストライキ「女性の休日」から50年が経過した。当時参加した歴史家のクリスティン・アシュゲフトフテルさん(74)は「女性たちが対話して連帯感を持つことが、社会を変えていく上で最も重要だった」と意義を振り返った。 「女性の休日」は賃金や政治参加で男性との格差を感じていた女性たちが、女性がいないと社会が機能不全に陥ることを示すため実施。首都レイキャビクに当時の人口の約1割に当たる2万5千人以上が集結したほか、各地で集会が開かれた。 当時、大学生だったアシュゲフトフテルさんは友人らと声をかけ合い、レイキャビクの大規模集会に足を運んだ。会場の広場にあらゆる方向から女性が続々と集まってくる様子に「心が震えた」という。 連帯を実感した女性たちは政治への働きかけを強め、翌76年に男女の賃金格差を禁止する法律が成立。80年には女性大統領が誕生し、世界で初めて民主的に選ばれた女性の国家元首となった。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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