イギリスBBCは13日、トランプ大統領の演説を恣意的に編集したとされる問題で、本人に謝罪しました。
一方で、補償の支払いについては拒否しました。
この問題は、BBCがアメリカの大統領選挙前に放送したドキュメンタリー番組の中で、2021年に起きた議会襲撃事件をトランプ氏が演説で扇動したように印象づける編集をしていたと指摘され、経営トップらが誤りを認め、辞任しました。
また、現地メディアは2022年に放送したニュース番組「ニュースナイト」でも、トランプ氏の同じ演説で恣意的な編集があったと伝えていて、BBCは事実関係の調査を進めています。
トランプ大統領側の弁護団は番組の撤回、謝罪、適切な補償の支払いを14日までに要求し、応じない場合、10億ドル=およそ1540億円の損害賠償を求めて訴訟を起こすと警告していました。
回答期限が迫る中、BBCは13日、トランプ氏の弁護団宛ての書簡を送り、恣意的と指摘された編集について正式に謝罪。
また、問題となったドキュメンタリー番組を今後一切再放送しないと伝えました。
一方で、編集は名誉毀損に当たるとは考えていないとし、補償の支払いを拒否しました。
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