16日、エクアドルの首都キトで投票する有権者(AP=共同)

 【サンパウロ共同】エクアドルで16日、外国軍の駐留復活を認めるか否かを問う国民投票が実施され、反対多数で否決された。トランプ米大統領と良好な関係を築く親米右派ノボア大統領は、麻薬組織の暗躍で悪化する治安の改善に向け米軍を念頭にした駐留復活を目指したが、急速に権力を集中させる政治姿勢に国民から批判も出ていた。  選挙管理当局によると、開票率85%時点で反対は60%に上った。ノボア氏の支持率は約50%と伸び悩んでおり、治安改善策の否決は打撃となりそうだ。ノボア氏は16日、X(旧ツイッター)で「国民の意思を尊重する。これからも休むことなく戦い続ける」と述べた。  コカインの生産地として知られるコロンビアとペルーに挟まれたエクアドルは欧米に向けた密輸の中継地となっており、近年、麻薬組織の抗争を背景に治安が悪化している。政府は米軍の駐留に備え国内に軍施設の整備を計画。今月5日にはノボア氏とノーム米国土安全保障長官が西部マンタの基地を視察していた。

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