17日、米ワシントンで記者会見する董一夫氏(共同)

 【ワシントン共同】中国で日本人外交官に情報を提供したなどとして、スパイ罪で懲役7年の実刑判決を受けた共産党系主要紙の元幹部、董郁玉氏の長男で米国在住の一夫氏は17日、ワシントンで記者会見し「父は完全に無実だ」と改めて訴えた。「判決は政治的なもので法的根拠がない。論理も破綻している」と批判。日本政府にも声を上げるよう求めた。  北京市の高級人民法院(高裁)は13日、郁玉氏の上訴を棄却し、懲役7年の一審判決を支持した。中国は二審制。  一夫氏は、判決が「スパイ組織」と認定した在中国日本大使館に対し、習近平指導部は何の措置も取らずスパイ組織として扱っていないと指摘。郁玉氏をスパイ罪に問う前提が崩れており判決は「筋が通らない」と非難した。  一夫氏によると、13日の法廷で、郁玉氏と傍聴した母親がそれぞれ「無実だ」「恥知らず」と叫び、裁判官や検察官は無言だった。郁玉氏は以前より顔色が青白かったという。刑務所に移送される予定で、一夫氏は「劣悪な環境下で体調が悪化しないか心配だ」と話した。

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