上海で開催中の「上海国際コメディフェスティバル」で20~22日に予定されていた、間寛平さんや陣内智則さんら吉本興業の芸人による公演が中止になった。主催者側が18日、「不可抗力の原因のため中止」と発表。吉本興業も「やむを得ない事情により、開催を中止することに致しました」と公式ホームページで発表した。
- 相次ぐ訪日旅行のキャンセル、商談も中止 識者「日中政府は冷静に」
高市早苗首相の「台湾有事」に関する国会答弁などをめぐって日中間の緊張が高まるなか、中国では日本文化の関連イベントが延期や中止になる動きが出始めている。
このフェスには、スペインやメキシコ、ハンガリーなど世界各国のコメディー団体が参加。吉本興業のリリースによると、同社は2019年に初めて参加し、今回が4回目だった。漫才やコント、「吉本新喜劇」の上演を予定していたという。
同社はフェスについての10月27日付のリリースで、「お笑いという表現を通じて、日中両国の観客が共に笑い合い、相互理解を深める場を提供します」と説明。間さんは「国や言葉の壁を越えて、一緒に笑い合える時間を共有できることが、このフェスティバルの一番の魅力だと感じています」とのコメントを寄せていた。
中国国内では、近日中に上映される予定だった日本映画「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱(しゃくねつ)のカスカベダンサーズ」の公開が延期されたと、現地メディアが17日に報じている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。