米ニューヨークでの競売で落札されたクリムトの絵画「エリザベート・レーデラーの肖像」=サザビーズ提供・共同

【ニューヨーク=共同】オーストリアの画家クリムト(1862〜1918年)の絵画「エリザベート・レーデラーの肖像」が18日、米ニューヨークで競売にかけられ、2億3640万ドル(約367億円)で落札された。主催した競売大手サザビーズによると、絵画として過去2番目に高い落札額。

1915年ごろの絵画はクリムトの後援者だったレーデラー夫妻の娘を描いた作品。今年6月に死去した米化粧品大手「エスティローダー」名誉会長のレナード・ローダーさんの所蔵品だった。

サザビーズの担当者は「クリムトは力強く、全ての人々を引きつける魅力を持った希代の芸術家の一人だ」と述べ、高値で落札された理由を説明した。

クリムトの絵画では2023年にも英ロンドンでの競売で、肖像画「扇を持つ女性」が7400万ポンド(約151億円)で落札された。

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