【バンコク共同】タイ政府は、午後2~5時に酒類販売を禁じる規制を12月にも試験的に撤廃する方針を決めた。時代遅れで中途半端な制限だとの批判があった。観光大国で歓楽街も多いタイは飲酒に比較的寛容だが、国民の多数が信仰する仏教や健康の観点から抑制を求める声も根強い。朝の時間帯の規制は続き、罰金を導入するなど厳罰化も進む。  タイメディアなどによると、午後2~5時の規制は1972年に社会の近代化を目指し、公務員らの勤務中の飲酒を防ぐ目的で導入された。スーパーでは禁止時間帯に酒類の棚に規制線を張る光景も見られ、飲食店も原則的に酒の注文を受け付けない。午前0~11時も同様だ。  ただ違反も散見され、11月8日には禁止時間帯に飲酒した個人に1万バーツ(約4万8千円)の罰金を科す改正規制法が施行された。飲食や観光業界から不満の声が上がり、政府は禁止時間帯の見直しでバランスを取ろうとしている。深夜に関しても午前0時までの許可を2時や4時に延長する規制緩和を検討中だ。

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