記者会見する栃木県の福田知事(21日、県庁)

栃木県の福田富一知事は12月15〜19日の日程でベトナムと台湾を訪問する。県は両者と経済分野での友好協力の覚書を結んでおり、訪問を通じて協力関係の深化と経済交流の活発化を図る。

ベトナムでは中央政府などを訪問する。同国は7月、日本の都道府県に当たる「省」と「中央直轄市」を半分近くに減らす地方行政単位の再編を実施した。再編後も投資をはじめとした交流を維持していくことを確認する。

台湾では高雄市長と会談するほか、インバウンド(訪日外国人)や半導体関連企業の誘致にむけて働きかける。福田知事は、同市にある半導体産業の集積や産学連携を図る科学園区(サイエンスパーク)を例に挙げ「こうした集積地との関係性を築いていきたい」と語った。

高市早苗首相の台湾有事をめぐる国会答弁などで日中関係が冷え込む中での台湾訪問だが「(覚書に基づく)定期的な訪問だ」と答えた。

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