アメリカの複数のメディアは22日、ヘグセス国防長官が国防総省の情報機関、国防情報局のトップのクルーズ氏を解任したと報じました。
解任の理由について「ヘグセス長官の信頼を失ったため」とされていますが、詳細は明らかになっていません。
国防情報局は6月にアメリカがイランの核施設を攻撃した際の初期評価として「重要な設備などを破壊できず、イランの核開発の計画を数か月程度、遅らせるにとどまる」と分析したと報じられました。
これに対して、トランプ大統領は「史上最も成功した軍事攻撃の1つをおとしめようとする企てだ」などと反発していたことから、アメリカのメディアは今回の解任の原因となったとも指摘しています。
トランプ政権では、情報機関や軍の高官の解任が相次いでいて、議会上院情報委員会で副委員長を務める民主党のワーナー議員は声明で「今回の解任は、イランの核開発についてトランプ大統領の主張と対立する国防情報局の評価の直後に起きた。政権への忠誠心を試すトランプ政権の危険な習慣が浮き彫りとなっている」と批判しています。
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