フランスのマクロン大統領は、アメリカがまとめたウクライナ和平案の方向性については支持する姿勢を示すとともに、ロシアを強く批判しました。

マクロン大統領は21日、自身のSNSで、アメリカが主導するウクライナ和平への取り組みを「ヨーロッパとG7のパートナーとともに歓迎する」と投稿しました。

そのうえで「平和を望まないのはロシアだけだ」と述べ、ロシアがウクライナへの攻撃を続けていると非難しました。

アメリカが提示した28項目の和平案については、「武力で国境を変えることは認められず、ウクライナを脆弱な立場にしてはならない」として、内容の強化が必要との考えを示しました。

また、EU(ヨーロッパ連合)やNATOに関わるいかなる決定も「加盟国の同意が欠かせない」と述べ、ウクライナにNATO非加盟を確約させる項目などが含まれているとされる和平案に対して釘を刺した形です。

マクロン大統領は、ウクライナやアメリカと緊密に協調を続けるとし、「ヨーロッパ全体の安全と自由がかかっている」とウクライナ支援の重要性を訴えました。

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