21日、ウクライナ東部ドネツク州ポクロウシク近郊で任務に就くウクライナ軍の兵士(ロイター=共同)

 【キーウ、ワシントン共同】米国が提示したウクライナ和平案について、ウクライナと欧州諸国は修正を求める方針を表明した。和平案はウクライナに極めて不利な内容。米国とウクライナ、英仏独の政府当局者は23日、スイス・ジュネーブで協議する。トランプ米大統領はウクライナに受諾を迫る一方、最終案ではないとして見直しの余地はあるとの考えを示唆した。  欧州とウクライナは、28項目の和平案のうち、ウクライナ南部クリミア半島と東部ドンバス地域(ルハンスク、ドネツク両州)を事実上のロシア領として承認するとした点や、ウクライナ軍の兵員数を60万人に制限するとした項目の再考を求めるとみられる。  欧州連合(EU)が主導して22日に開かれたウクライナ和平を巡る首脳会合後の共同声明は「国境線は武力によって変更されてはならないという原則は明確だ」と言明。「ウクライナ軍に制限をかけるような提案も憂慮している」と指摘して、和平案には「追加作業が必要だ」とした。  トランプ氏は22日、和平案が最終案かどうか記者団に問われ「ノー」と否定した。

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