
【カイロ=共同】アフリカ・スーダンの内戦を巡り、国軍と対立する準軍事組織、即応支援部隊(RSF)は24日、「3カ月間の人道的休戦をただちに受け入れる」などと主張した。米国などが休戦案を提示したものの国軍側は23日「最悪だ」と批判して拒否する考えを示しており、先行きは不透明だ。
RSFは米国などに対し、国軍側が応じるよう働きかけてほしいと求めた。RSFは6日、休戦案への同意を表明していた。
米国とサウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)の4カ国が仲介役となり、休戦を双方に働きかけていた。休戦案の詳細は明らかにされていない。内戦の避難民は1千万人を超え「世界最悪規模の人道危機」と呼ばれる。
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