横浜市の山中市長は循環型経済の取り組みを紹介した(25日、同市)

横浜市は25日、アジアを中心とする都市や国際機関、学術機関、企業などが参加する国際会議「アジア・スマートシティ会議(ASCC)」を開いた。26日までの2日間の日程で、経済発展と都市環境を両立させる持続可能な「循環型都市」の実現について議論する。

アジアの都市の代表らが公開書簡に署名した(25日、横浜市)

ASCCは横浜市が主催する。2012年に初開催し、25年で14回目。アジア開発銀行や世界銀行、国際協力機構(JICA)の先進事例、循環経済(サーキュラーエコノミー)や脱炭素に向けた企業・都市の取り組みなどを紹介する。27日には施設見学も企画する。

25日のオープニングセッションで横浜市のほか、インドネシアのマカッサル市、シンガポール政府機関などの代表が「循環型都市宣言制度」の設立に向けた公開書簡に署名した。欧州にならった制度で、自治体が目標を宣言して政策に取り組む。

横浜市の山中竹春市長は同市で取り組むリサイクルなどの事例を紹介し「循環型都市への移行は大きな挑戦。お互いに学ぶことによって力を集結させ、一緒に取り組みたい」と呼びかけた。

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