
【イスタンブール=時事】トルコ訪問中のローマ教皇レオ14世は27日、首都アンカラで演説し、「われわれを取り巻く世界は、正義や平和を踏みにじる野心や選択によって不安定化している」と語った。世界規模で紛争が激化していると警鐘を鳴らし、「人類の将来が危機にひんしている」と懸念を示した。
教皇は5月の就任後初めての外遊として、27日にトルコとレバノンへの歴訪を開始。同日には、パレスチナ自治区ガザの停戦やウクライナ和平の仲介を担うトルコのエルドアン大統領と会談した。教皇は英語で行われた演説で、平和に向けたトルコの外交努力を念頭に「忍耐強く対話を促し、実践する人物がこれまで以上に必要だ」と訴えた。
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