大阪府議会は28日、台湾有事は「存立危機事態」になりうるとした高市早苗首相の国会答弁をめぐる中国の薛剣在大阪総領事のSNS投稿について、「極めて不適切」と非難し、謝罪を求める決議を全会一致で可決した。

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 決議は、大阪維新の会、公明党、自民党の3会派が共同で提出。薛氏の「汚い首は一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく斬ってやるしかない」などとするX(旧ツイッター)への投稿について、「外交官としての品位を著しく欠く極めて不適切な投稿」と非難した。

 そのうえで、「日中関係を大きく傷つけるもので府議会として到底看過できるものではない」と指摘し、「極めて強く抗議するとともに、謝罪を求める」とした。

 薛氏のSNS投稿をめぐっては、大阪市議会でも14日、「国民の不安をあおるような印象を与え、これまでの友好関係を極めて毀損(きそん)する行動であり決して看過できない」などとして謝罪を求める決議を全会一致で可決している。

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