◆為政者で変わる「正義」
では「正義」とはなんぞよとよく考えると、その時々の為政者の「征服欲」に端を発していたり、社会通念としての「常識」とか「正解」だったりと、どうにも変幻自在であり、「正義」イコール「普遍的に正しい」とどこまで言えるのか、きわめて怪しいし、心もとない。
イメージ
だから私はあえて「正義」は変容する、「結果」ではなく「過程」であると思っている。 そんなややこしい話をしようと思っているのではなく、自分のこれまでの経験からそんな変容する正義を感じたことを一つお話しようと思う。 北朝鮮での出来事だ。2002年9月と2004年5月の2回にわたる小泉元総理の訪朝に同行取材をした。◆北朝鮮の高級ホテル前の屋台へ
宿泊は平壌屈指の高級ホテル、高層ツインタワーの高麗ホテル。同行記者団のプレスセンターも同じホテルに設けられた。 取材班には「通訳」が割り当てられ、私たちフジテレビ夕方ニュース班には、50歳過ぎの色黒で痩せた男性が担当となった。
北朝鮮の国旗
彼はそれなりのレベルの日本語を話す。私の考え過ぎかもしれないが、彼の話す日本語の端々に「日本語を話すことへの自己嫌悪」のようなものを感じた。 高麗ホテルの前には食べ物の屋台が並んでいて、初めて訪れる北朝鮮の暮らしを知りたいと、すぐさまカメラを片手にホテルを飛び出して屋台に向かった。 するとどこからか「通訳」の彼が飛んできて「許可なく取材をしないでください」と注意された。それでも屋台の取材をしたいと拝みたおすと、しぶしぶ付いてきてくれた。◆市民のいない屋台の味
最初の屋台には、ガラスケースに熟れたイチゴが並んでいて、よく見るとその1粒にハエがとまっていた。そしてそのお隣では、なにやらクレープのようなものが陳列されていて、思わず彼に「食べていいですか?」と聞くと「ダメです!」と即座に却下された。 それでも食べてみたい一心で押し問答していると、面倒くさくなったのか、彼が小銭を取り出して1枚買ってくれた。聞くと「じゃがいものお餅」だそうで、ありがたく一口ほおばると、なにも味はしなかった。 あとから思えば、...残り 1015/1969 文字
この記事は会員限定です。
無料会員に登録する 有料会員に登録する ログインして続きを読む※宅配(紙)をご購読されている方は、お得な宅配プレミアムプラン(紙の購読料+300円)がオススメです。
会員登録について詳しく見る
よくある質問はこちら
記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインするカテゴリーをフォローする
-
『カテゴリーをフォロー』すると、マイページでまとめて記事を読むことができます。会員の方のみご利用いただけます。
新規登録 ログインする -
『カテゴリーをフォロー』すると、マイページでまとめて記事を読むことができます。会員の方のみご利用いただけます。
新規登録 ログインする
コメントを書く

有料デジタル会員に登録してコメントを書く。(既に会員の方)ログインする。
コメント機能利用規約コメントを投稿しますか?
コメントを削除しますか?
削除しました。
送信しました。
管理者へ報告
コメント機能利用規約に違反していると思う理由を選択し、内容をお知らせください。
報告する理由
内容の詳細
0 /150文字 `; }); $('.report_types').append(type_list); } var pending_count=resjson.data.status.max_rec-(page*no_item); if (resjson.success) { $('#more_button').html("もっと見る "+pending_count+"件"); $('#page').val(resjson.data.status.next_page) $('#comment_count').html(resjson.data.count); if(resjson.data.status.page_no=='1'){ var comment_title=`みんなのコメント${resjson.data.count}件
` $('#lst-comment-001').append(comment_title); } Object.entries(resjson.data.list).forEach(([key, value]) => { if (value.comment_status != 10) { if (value.reply_count == 0) { return; // Skip this iteration if reply_count is 0 } comment_list += `${value.comment_text}
`; if(value.comment_edit_status==10){ comment_list+=`管理者によりコメント編集済み
`; } comment_list+=` `; comment_list+=`コメントに『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする `; comment_list+=``; //reply section comment_list+=`${value.self_text}
`; reply_list+=``; reply_list+=`${value.comment_text}
`; if(value.comment_edit_status==10){ reply_list+=`管理者によりコメント編集済み
`; } reply_list+=` `; reply_list+=`コメントに『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする `; reply_list+=`有料デジタル会員に登録してコメントを書く。(既に会員の方)ログインする。
`; $('#reply-comment-' + comment_id).append(commentBox); const textarea = document.getElementsByClassName(`comment_reply_text_${comment_id}`)[0]; const charCount = document.getElementById(`charCount_${comment_id}`); textarea.addEventListener('input', function () { charCount.textContent = this.value.length; if ( this.value.length > 500) { charCount.style.color = 'red'; } else { charCount.style.color = ''; // Reset to default (black) } }); } function getIcon(icon_name,json,type) { if(type==10){ return `manager-icon.png`; }else if(type==20){ return `author-icon.png`; }else{ const iconArray = Object.values(json); if (iconArray.includes(icon_name)) { return icon_name; } return json["0"]; } } function toggleContent(trigger) { var content = $(trigger).siblings('.js-profile-content'); var isVisible = content.is(':visible'); if (isVisible) { content.removeClass('is-open'); } else { content.addClass('is-open'); } content.toggle(); }鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。