ベネズエラへの対応を巡り「地上への攻撃も近く始める」と警告したトランプ米大統領=AP

【ワシントン=共同】トランプ米大統領は2日、中南米海域で麻薬を密輸しているとみなした船を攻撃しているのに続き「地上への攻撃も近く始める」と警告した。軍事圧力を強めるベネズエラが念頭にあるとみられる。麻薬の密輸ルートや密輸組織の拠点を把握しており、海上よりも「地上攻撃の方が簡単だ」と強調した。公開されたホワイトハウスでの閣議で記者団に述べた。

米政権はベネズエラの反米マドゥロ政権が米国への麻薬密輸に関与しているとしてカリブ海に空母を展開させるなど軍備を増強している。トランプ氏は「米国へ麻薬を密売する者は誰でも攻撃対象になる。ベネズエラに限らない」とも語った。

国防総省のウィルソン報道官は2日の記者会見で、9月に始まった米軍の「麻薬密輸船」攻撃は計21回に上り、乗組員計82人を殺害したと明らかにした。

攻撃を巡っては9月に初めて実施した際、生存者がいたにもかかわらず追加で攻撃して殺害したと報じられ、違法ではないかと問題視されている。閣議でヘグセス国防長官は「最初の攻撃後、私には生存者の姿は見えなかった」と釈明。最初の攻撃を生中継で確認後、自身はその場を離れ、ブラッドレー海軍大将が追加攻撃を命じたと数時間後に知ったと説明した。

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