カナダのカーニー首相は24日、ウクライナの旧ソビエトからの独立記念日にあわせて首都キーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談しました。
会談後の記者会見でカーニー首相は「われわれは同盟国やウクライナなどとともに陸、海、空での安全の保証のあり方について協議している。部隊の駐留も排除しない」と述べ、カナダがNATO=北大西洋条約機構の加盟国として、停戦後のウクライナに軍を派遣する可能性にも言及しました。
これに対し、ゼレンスキー大統領は「カナダが安全の保証のために積極的に参加することを期待している」と述べ、歓迎しました。
またドイツのメディアによりますと、24日、ドイツのワーデフール外相は、安全の保証には欧米にとどまらず幅広い国々が参加すべきで、日本を含むおよそ30か国が参加の用意があるとみられると発言しました。
さらにウクライナのスビリデンコ首相は、SNSでアメリカのケロッグ特使と会談したことを明らかにしたうえで、「安全の保証には軍事力だけでなく、政治的な安定や経済の回復力も含まれる」と投稿し、安全の保証をめぐる関係国の議論が活発化しています。
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