ウクライナ・ドニプロペトロウスク州の塹壕(ざんごう)で、無人機を操縦する兵士=9月(共同)

 【キーウ共同】ロシアによるウクライナ侵攻で、両国が無人機による攻撃を激化させ、開発競争が急加速している。ウクライナへの今夏の飛来数は前年の10倍超。一夜で最大約800機が飛来し多数が犠牲になった。前線ではロシアが大量に投入した新型が猛威を振るう。ウクライナは長距離無人機でロシア施設の重要インフラ攻撃を繰り返し、戦局の転換を狙う。  ウクライナ空軍によると、ロシアは今年7月に過去最多の6千機以上の無人機で首都キーウを中心に各地を攻撃した。2024年比で14倍に増え、同年1~10月に飛来した総計とほぼ等しい。今年9、10両月も5500機以上が使われた。  ロシアはジェットエンジン搭載の新型や爆弾の威力を強めた改良型を投入。ウクライナは、これまで地上から機関銃などで撃ち落としていたが、無人機の高度や速度が上がったため、迎撃用無人機などで対策する。大半を迎撃しているものの「少数が防空網をかいくぐり、甚大な被害を出す」(ウクライナ国防省高官)のが現状だ。  戦場での死傷の8割が無人機攻撃によるものとの推計もある。

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