UNRWA本部前に立つイスラエルの警察官ら(8日、東エルサレム)=ロイター

【エルサレム=共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は8日、イスラエル占領下の東エルサレムにあるUNRWAの本部に警察が強制的に立ち入ったと明らかにした。ラザリニ事務局長はX(旧ツイッター)への投稿で、イスラエルは国連加盟国でありながら、国連施設は不可侵だとする義務を「あからさまに無視している」と非難した。

ラザリニ氏は「国連の旗が降ろされ、イスラエル国旗が掲げられた」と述べた。ロイター通信によると、警察は、債権回収手続きをするエルサレム市職員に同行したと主張した。

イスラエルはUNRWAの国内活動を禁止する新法を今年1月に施行し、国連職員はイスラエルのビザが更新されず、退去を余儀なくされた。当局は5月、UNRWAが運営する東エルサレムの学校計6校を閉鎖した。

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