アメリカのトランプ大統領が進めるホワイトハウスの宴会場建設工事について、必要な手続きを経ておらず違法だとして、歴史的建造物の保存団体が提訴しました。

ホワイトハウスの東棟では現在、ボールルーム=宴会場の建設に向けた工事が進められていて、この工事で東棟はほぼ解体される計画です。

これについて、アメリカの歴史的建造物や史跡の保存に取り組む非営利団体「歴史保護ナショナル・トラスト」は12日、議会の承認など必要な手続きを経ていないとして、トランプ政権などを相手取り、ワシントンの連邦地裁に提訴しました。

団体は訴えの中で、「ホワイトハウスは200年以上にわたりアメリカの象徴として機能してきた」としたうえで、「いかなる大統領も、適切な審査を経ずにホワイトハウスの一部を解体することは法的に認められていない」と主張しています。

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