ベラルーシのルカシェンコ大統領は13日、同国で服役中の外国人を含む受刑者123人に恩赦を与え、釈放した。ロイター通信などが伝えた。在リトアニア米国大使館によると、昨年7月に拘束された中西雅敏さんや、2022年にノーベル平和賞を受賞したベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏が含まれているという。
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ベラルーシには12日から米特使が訪問。ロシアのインタファクス通信は、トランプ米政権との対ベラルーシ制裁の緩和交渉の一環として、釈放を決めたとしている。
釈放されたのは、ほかに反政権派指導者のマリヤ・コレスニコワ氏ら。ベラルーシ側はスパイやテロなどの活動で有罪判決を受けたとしているが、米欧などは政治的な弾圧だと批判していた。
中西さんはベラルーシの大学で日本語教師として働いていたが、昨年7月にスパイ容疑で拘束され、今年3月に禁錮7年の有罪判決を言い渡されていた。ただ、同国の国営テレビが放映した中西さんに関する特集番組では、「証拠」とされたSNSの翻訳はでたらめで、明確な犯罪の証拠は示されなかった。
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