カンボジア南西部シアヌークビルで、日本人16人が、特殊詐欺に関与した疑いがあるとして現地の捜査当局に拘束された。在カンボジア日本大使館が16日、取材に明らかにした。カンボジア国内で事情聴取が続いている。
大使館によると、11日にシアヌークビルの特殊詐欺拠点とみられる建物で16人を発見し、拘束したと、12日に現地当局から連絡を受けたという。
大使館は全員の身元確認を終えたとし、「現地当局と連携し、引き続き適切に対応していく」とコメントした。
シアヌークビルはカジノやリゾートホテル、海水浴場などが集まる、外国人観光客に人気のエリア。中国企業による大規模なリゾート開発が行われたことでも知られる。
カンボジアでは、日本人らが特殊詐欺グループに関わったとして拘束される事案が続いている。
シアヌークビルでは2023年初めにも、リゾートホテルで日本人19人が拘束された。今年11月には、南東部バベットの詐欺拠点とみられる建物で日本人13人を含む50人超が拘束され、現在もカンボジア国内で取り調べが続いているという。
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