2025年のミス・フィンランドに選ばれた女性がSNSに投稿したポーズが大炎上。
騒動は政界にまで拡大しています。

問題となったのが、女性が目尻を指で引き上げ“つり目ポーズ”をとった写真です。

口元は笑っているようにも見え、その下にフィンランド語で「中国人と一緒に食事」と記されていました。

欧米などではアジア人への差別とされる“つり目ポーズ”。
瞬く間にSNSで拡散し批判が殺到しました。

女性は騒動を受け現地メディアに対し、「激しい頭痛がしたため、こめかみをもんで目を伸ばしていました」と釈明し、その後、自身のSNSで「私の行動が多くの方々に不快感を与えたことは重々承知しており、深くおわび申し上げます。決して私の意図したものではありませんでした」と謝罪。

「価値観に反した」として、ミス・フィンランドが取り消される事態に。

しかし、影響は拡大。

今度はフィンランドの国会議員らが“つり目ポーズ”の写真や動画を次々とアップしたのです。

フィンランドの国会議員:
女王の王冠は剥奪され、彼女のキャリアは台無しになった。

現地メディアによると、投稿したのは連立与党の一角をなす反移民政策を掲げる政党に所属する議員で、“ミス剥奪は厳しすぎる”と訴えているということです。

こうした投稿をフィンランドのオルポ首相は「議員は品位ある行動の模範を示すべきであり、これらの写真はそれに反する」と批判。

議員らの処分については、所属政党に委ねることになったということです。

政界の中枢まで巻き込む事態に発展した“つり目ポーズ”騒動。
日本のフィンランド大使館も公式Xで「政府は、平等と差別撤廃を推進し、人種差別と闘うことに尽力しています」と声明を発表しました。

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