米アラスカ州アンカレジで開かれた米ロ首脳会談(15日)=AP

【ワシントン=時事】トランプ米大統領は25日、ホワイトハウスで記者団に対し、アラスカ州で15日開かれたロシアのプーチン大統領との首脳会談で核軍縮を協議したと明らかにした。米ロ間で唯一残る核軍縮枠組みの新戦略兵器削減条約(新START)は来年2月に失効するため、その後の枠組みが焦点となっている。

トランプ氏は「多くの議題を話し合った。核兵器の制限についても話している」と説明。「中国も巻き込む必要がある。中国は(米ロに比べて核兵器配備が)遅れているが、5年後には追いつくだろう。われわれは核軍縮をしたい」と述べた。

新STARTは2009年に失効した第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継として、11年に発効した。米ロ両国が配備済みの戦略核弾頭数をそれぞれ1550発以下にすることを定めている。

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