
【エルサレム=共同】パレスチナ自治区ガザ当局は17日、嵐の影響で各地の住民のテントが損傷したり浸水したりし、数千世帯が仮設住居を失ったなどと訴えた。寒さや建物の倒壊によって子どもを含む犠牲者が出たと主張。国際社会に対してガザ住民の救援のため、直ちに行動を起こすよう呼びかけた。
パレスチナ通信は18日、ガザ南部ハンユニスで生後1カ月の赤ちゃんが厳しい寒さのため死亡したと報じた。
ガザではイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘の影響で、住宅を含む多くの建物やインフラが破壊され、多くの住民がテント生活を強いられている。本格的な冬を迎える中、気温が下がり、雨でテントが浸水する事態が起きている。
イスラエル軍は10月の停戦発効後もガザでの攻撃を継続。ガザ保健当局によると、停戦発効後の死者は390人以上。2023年10月の戦闘開始後の死者は7万600人を超えている。
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