アメリカのトランプ大統領と韓国のイ・ジェミョン大統領は25日、ホワイトハウスで会談し、アメリカが韓国への関税を15%にするとした先の合意に関連して韓国による造船分野での投資の推進をはじめとする、経済面での協力強化などを確認しました。
会談について、韓国大統領府のウィ・ソンラク(魏聖洛)国家安保室長は、ワシントンで記者会見し、「和気あいあいとした雰囲気で、虚心たん懐に議論が行われた」と述べました。
そのうえで、「日本を経由してアメリカを訪問することで、韓日関係の大きな改善や韓米日の協力強化につなげようというイ大統領の構想をトランプ大統領は高く評価した。韓国と日本がうまくやっていくことは、地域の平和と安定を実現する核心的な要素であり、大いに歓迎するという立場だった」と成果を強調しました。
また、トランプ大統領が、この秋に韓国で行われるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席する意向を示したと明らかにしました。
一方、会談前にトランプ大統領が、みずからのSNSに「韓国で何が起きているのか。粛正か革命のようだ」などと投稿したことについて、ウィ国家安保室長は、「会談の中で簡潔に取り上げられたが、特に問題はなかった。イ大統領が直接説明した」と述べました。
韓国 イ大統領は特製のパターなど贈る

韓国大統領府は、イ・ジェミョン大統領の今回のアメリカ訪問にあたり、トランプ大統領にプレゼントした品物の写真を公開しました。
このうち、ゴルフ好きなトランプ大統領の身長にあわせて作ったという特製のパターは、トランプ大統領の名前に加え、第45代、第47代の大統領であることを示す「45」と「47」の数字が刻まれています。

また、トランプ大統領とメラニア夫人用に、「アメリカを再び偉大に」と書かれた、赤と白のカウボーイハットがそれぞれ贈られたということです。
韓国大統領府によりますと、会談のあと、トランプ大統領も出席者にゴルフボールなどをプレゼントすることになり、みずからサインも書いたということです。
大統領府の報道官は、「長い時間をかけてプレゼントの贈呈を行った。両首脳が信頼関係を築く機会となった」と述べました。
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